上方落語をきいてよの会|札幌

笑福亭たまさんからメッセージ頂いております!


上方落語ファンの皆様おまっとうさんでした!

たまさんよりメッセージ頂いております。

「落語には、上方落語(大阪)と江戸落語(東京)と2種類ありますが、まずは教科書
通りの「上方落語と江戸落語の違い」についてお話します。

上方落語は元々、大道芸として発展したため、「見台」呼ばれる小さな机を使い、
小拍子を叩いて、カチャカチャ音を立てて喋る噺があります。これはバナナの叩き
売りなどと同様、往来の人の注目を集めるための道具であり、今も使うのはその名残です。
また、ハメモノ(三味線や太鼓などの効果音)入りの落語や、派手な仕草をするなど、
笑い中心の噺が多く見られます。一方、江戸落語はお座敷に呼ばれて芸を見せる
「座敷芸」として発展し、人情噺や怪談噺など語り中心で話を聞かせる演目
(素噺)が多いです。これが標準的な解説です。

しかし、現代においては、もはや上方落語と江戸落語の違いを論じる事自体が
無意味かもしれません。まず上方落語協会に所属し、大阪で活動している
「江戸弁の上方落語家」や、東京の落語界で活躍している「大阪弁の江戸落語家」が
います。それだけでなく、カナダ人の落語家・英語落語をする者・ドイツ語で
落語をする者など、色んなプロの噺家がおり、言葉では分別不可能です。
また東西交流が活発になり、演目・演出などの輸出入が多く、もはや内容で見ても
江戸落語と上方落語の違いは論じにくくなりました。今はグローバル化・情報化が
進んで、落語自体を大きく分別はできないのですが、逆に個々の落語家の個性の違いが
ハッキリ出る時代になりました。結局、長々書きましたが、その落語家の落語がお客様に
とって江戸か上方かなどはどうでもよく、その落語家を見て満足度が高かったかどうかだ
と思います。(ほな長々書くなよ・・・ですが。)

 そんな訳で、お越しになったお客様が楽しんで頂けるように一生懸命頑張ります。」
今週週末の二日間です。

ご来場心よりお待ちしております。

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