上方落語をきいてよの会|札幌

❸回想

上方落語ファンの皆様 おまっとうさんでした!

趣味の落語をしているうちに
札幌での上方落語の寄席があまりにも少ない。。。。。

大阪からプロの噺家さんを招いて落語会を開催しようと6年前より噺家さん探しをしておりましたがうまくいかず

途方に暮れていた時に
当時 噺家さんの橋渡しをして頂いていた
笑福亭生喬師匠から

「私でよろしければ力になりましょうか?」

という暖かいお声がけを頂いたのがキッカケでした。
帰阪して一度生喬師匠の噺を生できき、
しっかりした本格の上方落語をされると感じましたが。。。

「噺家さん探しではホンマに世話になったし 何処の誰かもわからん自分の事を
メールのやり取りだけやけどキッチリと聞いてもらった」

この思いの方が強かったですわ

これも縁やお願いしよう‼️
そう思いました。。

帰阪して生喬師匠の落語会
生喬百席十九夜を見たら

師匠とのアポを取れる程の時間に余裕がなく
そのまま札幌へ帰ってきました。

落語仲間の皆さまとお話している中で。。。

社会人で席亭をされている方から貴重なご意見を言って頂けました。

「上方落語の寄席を開催するということはわかったけど
今一つ 熱意が届かないんですよ。。。
その生喬師匠と会われましたか?
会ってないなら 会って直接お話しされた方がいいですよ。」

それもそうやなぁ
先回の帰阪の折に時間取れなかったけど
仕事を受・発注するのに会ってへんのもおかしい。

ただその頃は仕事が忙しく
全くに休みが取れない。
帰阪するのにも連休で5年前のちょうど6月29日くらいしか会われへんなぁ。

師匠に尋ねてみると

「私も偶々6月29日は1日空いております。

これもなんかのご縁でしょう。。
よろしくお願いします。」

多分6月29日にうまく会えなかったら
上方落語の寄席ももう少し遅れたかと
思います。

お土産に。。。
大阪では珍しいかな?

夕張メロン

を持って再度
大阪は法善寺近くの日本料理店で師匠と待ち合わせしました。

6月29日(月)にミナミの法善寺近くの

個室のある居酒屋さんでお昼過ぎに
生喬師匠と待ち合わせしました

約束のお時間には既に師匠はいらっしゃいました。

先ずは
率直な質問で

「どうして面識のない私にここまで付き合って下さるのか?」

師匠が仰るには

「札幌で上方落語の寄席をしたいという
気持ちに私でよければ。。」

それと

上方の噺家にメールを何度かしたけどなかなか返事が来ないとおっしゃてましたが
上方の噺家そんなんばっかりやと思われるのも。。。。嫌なんで」

それからは
師匠の入門時の親御さん と先代の松喬師匠とのお話。

並々ならぬ生喬師匠の決意と親御さんの心中、思い遣っての先代松喬師匠のお言葉等々

これは随分 重いお話でした。

でもこの事が生喬師匠にとっては今も大切な出来事やったんやろうなぁ
と思いました。

プロの上方の噺家さんとサシで呑める機会もそう滅多にないです。

私も素人で舞台に何度か上げてもらって噺をしておりますので

落語の評論批評や歴史についてでなく

この際、演者として日頃 感じている疑問を色々と伺いました。

又一つ一つ丁寧に答えて頂きました。

どうやって落語を覚えておられてネタをどうやってくっておられるのか?
などの事から

例えば落語のネタの話し
「隣の桜」
最後、隣の学者の鼻に釘抜き入れるのが
番頭ですが
生喬師匠は番頭じゃなくてお店の主が学者の鼻に釘抜きを入れる噺に変えられて演じておられ
そっちの方が人間関係がスッキリして
わかりやすい
又 番頭 丁稚がそんな主 や学者を見て
はやしたてるような。。。

そういったお話を通して
師匠の落語に対する思いや考え方が

「えらい真っ直ぐな人やなぁ」
「本当に落語が好きなんやろうなぁ」

まぁ あっという間に
時間が過ぎました。
帰りに
夕張メロンはちゃんと
忘れずに渡して

実に有意義な時間でした。

数時間 お話させてもらって

落語に実直な人

「生喬師匠にお願いしよう!」
という気持ちはかなり強くなりました…

皆様 上方落語をよろしくお願いします!


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